地域の“心の拠り所”で奏でるコンサート

本日お招きいただいたのは、かつて学校の先生をされていたご夫婦が、定年後にご自宅を地域や社会の“心の拠り所”として開放されている、あたたかい空間でのコンサートでした。
障がいのある方やご家族の方々と共に、人との関わり方やコンサートマナーを学びながら、音楽を楽しむ時間をもう12年も続けていらっしゃるとのこと。
その場には、たくさんの笑顔と涙、そして深い愛情があふれていました。
「胸の中の悪いものが、さーっと洗い流されたよう」と話してくださった方の言葉に、私の方こそ心が浄化されるような思いでした。
音楽のちからが、誰かの心にそっと寄り添うことができたのなら、それ以上の喜びはありません。
次回は地域のお年寄りの皆さんへ演奏をお届けに伺います。
日々の暮らしの中で音楽が小さな灯りとなるよう、心をこめて奏でてまいります。